ヒロシは心配性

自分で勝手に苦しんでる。

勝手に想像を膨らまし、今にもパニックになりそう。

ヒロシがなぜ自分がパニックになるかを分析しようとすると、ヒロシは更にパニックになる。

ヒロシはまるで蟻地獄でもがく蟻のようだ。

ヒロシに気づいて欲しい。

ヒロシは自分で自分の首を締めているにすぎないと。

誰もヒロシが、そんな些細なことで苦しんでいるとは思いもよらない。

ヒロシが苦しんでいることは、実にどうでもいいことなのだ。

ヒロシは地獄のような毎日を過ごしているが、一瞬にして天国に変えることも可能だ。

それは、ヒロシの意思次第。

ヒロシが、こんな暮らしはまっぴらゴメンだと感じているのなら、今すぐにでもさよならできる。

それが、できないと思っているのはヒロシの思い込み過ぎない。

僕はヒロシに「小さなことにくよくよするな」という本を読んでほしいと思っている。

そして、ヒロシに100年後の世界を想像してほしいと思っている。

100年後のこの世界でも、ヒロシが今思い悩んでいることは重要だろうか?と少しだけでいいから考えてみて欲しい。

きっと、どうでもいいことだとわかるだろう。

少なくとも、鬱々と悩むことがどんなに馬鹿らしいことか悟るだろう。

 

小さいことにくよくよするな!―しょせん、すべては小さなこと (サンマーク文庫)

小さいことにくよくよするな!―しょせん、すべては小さなこと (サンマーク文庫)